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iPad選びに迷っているあなたへのオススメと比較

この記事は約 10 分で読めます。

『iPad』シリーズには、合計で4種類のタブレットが用意されている。順に挙げるとプロモデルの 「iPad Pro」 、ミドルシップモデルの 「iPad Air」 、廉価モデルの 「iPad」 、そして小型モデル 「iPad mini」 の4種類だ。

現在のiPadラインナップ

  • プロモデル
    – 11インチiPad Pro(第3世代)
    – 12.9インチiPad Pro(第5世代)
  • ミドルシップモデル
    – iPad Air(第4世代)
  • エントリーモデル
    – iPad(第9世代)
  • 小型モデル
    – iPad mini(第6世代)

このうち2021年秋にはiPad (第9世代)、iPad mini (第6世代)が登場した。これで全てのモデルが、最新仕様に置き換えられた。

iPad Proは5Gに対応し、ミニLEDディスプレイを搭載する (12.9インチモデルのみ) など、仕様はまさにプロレベル。
iPad miniは8.3インチのディスプレイを搭載し、Apple Pencilは第二世代に対応するなど、仕様は最低限ながら充実した性能を持ち合わせたモデル。

そこで生まれる疑問は 「各モデルの性能差は一体どのくらいあるのか」 ということ。そこで当記事では、現在のiPadの全ラインナップのスペック、仕様を比較してみた。これからiPadを購入しようと検討している方は、ぜひ参考にしていただきたい。


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目次

端末サイズと重量

まずは端末の大きさについて。iPadシリーズは製品ごとに本体の大きさが異なる。

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 12.9インチiPad Pro11インチiPad ProiPad AiriPadiPad mini
画面サイズ12.9インチ11インチ10.9インチ10.2インチ8.3インチ
高さ280.6mm247.6mm247.6mm250.6mm195.4mm
214.9mm178.5mm178.5mm174.1mm134.8mm
厚さ6.4mm5.9mm6.1mm7.5mm6.3mm

たとえば12.9インチiPad ProとiPad AirではiPad Proのほうが画面が大きく、端末サイズも大きい。iPad AirとiPad miniでは、iPad Airのほうが画面も大きい代わりに端末サイズも大きい。

ちなみにiPad Airよりも画面サイズが大きな11インチiPad Proは、わずかにだがiPad Proのほうが小さい。これはiPad Proの方がコストをかけてコンパクト化されているからだろうと思われる。

また、iPadについては従来のホームボタンありのデザインをそのまま使用しているためか、端末サイズは画面の大きさの割に大きい。

大きい順に各モデルを並べると以下のとおりとなる。

iPad 大きさ順

① iPad Pro (12.9インチ) 
② iPad
③ iPad Air
④ iPad Pro (11インチ)
⑤ iPad mini

11インチiPad ProとiPad Airの両モデルに関しては、さほど大きさに違いはないものの、iPadについては画面サイズのわりに端末サイズが大きく厚みもあるため、手に持つと意外と大きく感じてしまうかもしれない。

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 12.9インチiPad Pro11インチiPad ProiPad AiriPadiPad mini
重量
(Wi-Fi)
682g466g458g490g293g
重量
(セルラー)
684g468g460g495g297g

重量は、本体サイズが大きなモデルほど増える傾向にある。12.9インチiPad Proは631グラム〜、11インチiPad Proは471グラム〜、iPad Airは458グラム〜。

iPad 重い順

① iPad Pro (12.9インチ) 
② iPad
③ iPad Pro (11インチ)
④ iPad Air
⑤ iPad mini

12.9インチiPad Proが最も重いのは想像に難くないが、次に重いのは実はiPad。画面サイズは10.2インチだが、本体重量は490グラムとなっている。とはいえ、iPad Airと11インチiPad Proとの差はわずか50グラム程度のため、あまり気にするほどの違いではなさそうだ。

iPadシリーズを比較するうえで最も重要視するべきなのは、“画面の大きさ” と ”画面の質” だ。

画面の大きさは、上位モデルになればなるほど大きくなる傾向にある。最も小さいのは8.3インチの 「iPad mini」 で、最も大きいのは12.9インチの 「iPad Pro」 だ。

中間の3モデル 「11インチiPad Pro」 「iPad Air」 「iPad」 は、順に11インチ、10.9インチ、10.2インチとなる。

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 12.9インチiPad Pro11インチiPad ProiPad AiriPadiPad mini
画面サイズ12.9インチ11インチ10.9インチ10.2インチ8.3インチ
解像度2,732×2,048
(264ppi)
2,388×1,668
(264ppi)
2,360×1,640
(264ppi)
2,160×1,620
(264ppi)
2,266×1,488
(326ppi)

基本は大画面が欲しいなら12.9インチiPad Pro、小さい画面のモデルが欲しいならiPad miniを選ぶことになる。画面の大きさと持ち運びのしやすさを両取りするなら、10〜11インチの画面を搭載した中間モデルを選ぶのも手だろう。

ディスプレイを比較するなら、「画面の大きさ」 だけでなく 「画面の質」 の違いにも目を向ける必要がある。

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 iPad ProiPad AiriPadiPad mini
耐指紋性撥油コーティング
フルラミネーションディスプレイ×
反射防止コーティング×
広色域ディスプレイ(P3)×
True Toneディスプレイ×
ProMotionテクノロジー×××
最大輝度600ニト500ニト500ニト500ニト

iPadシリーズはモデルによって画面の品質・性能に明確な違いが設けられている。最上位モデルであるiPad Proには、リフレッシュレート120Hzで駆動するPro Motionテクノロジーが搭載されていて、コンテンツをより滑らかに描写することが可能だ。対する他モデルは60Hzの駆動にとどまり、その違いは一目瞭然。

リフレッシュレートとは
1秒間に何回画面の書き換えが行われるかを示す数字で、この数字が大きくなればなるほど画面描写が滑らかになる。

最大輝度も11インチ・12.9インチiPad Proは最大600ニトだが、それ以外のモデルは最大500ニト。写真・映像編集などクリエイティブな作業をする機会が多い方は、iPad Proがもっとも適していると言えるだろう。

さらに写真や映像にこだわりたいプロクリエイターの方には、iPad Proの12.9インチモデルがとてもオススメ。

12.9インチモデルにはディスプレイの背面全体に1万個以上のLEDを使ったミニLED設計の 「Liquid Retina XDRディスプレイ」 が搭載されていて、最大1,000ニトのフルスクリーン輝度、1,600ニトのピーク輝度(HDR)、100万対1の驚異的なコントラスト比を実現している。11インチモデルよりも圧倒的に綺麗な画面で作業することが可能だ。

iPadでクリエイティブな作業をほとんどする機会がない方やハイエンドな映像コンテンツを楽しむことが必須でなければ、iPad Air・iPad・iPad miniのいずれかのモデルで検討することになるだろう。

この場合、基本的には画面サイズで選ぶことになるとは思うが、注意していただきたいのが無印iPadのみ、フルラミネーション加工や反射防止コーティング、広色域(P3)、True Toneディスプレイに対応していないこと。

フルラミネーション
ディスプレイのガラスと液晶をほぼ一体化させることで、Apple Pencilを使う際にペン先と実際に線が描かれる場所のギャップが少なくなる。

True Toneディスプレイ
周辺の光に合わせてディスプレイの色や明度を調節することで、画像などをより自然な色味で映し出す。iPadだけでなくiPhoneやMacBookなどのApple製品にも搭載されている。

これらの機能はiPadを使う上では必須ではないものの、綺麗で見やすい画面で作業したい、Apple Pencilでイラストを描きたいなどの事情があるなら、無印iPadではなくiPad AirもしくはiPad miniをオススメしたい。


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プロセッサ

内蔵プロセッサはiPad ProがM1プロセッサ、iPad AirはA14プロセッサ、iPadにはA13プロセッサ。そしてiPad miniには、A15プロセッサが搭載されている。

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 iPad ProiPad AiriPadiPad mini
プロセッサApple M1チップ
・8コアCPU
・8コアGPU
・16コアNeural Engine
A14 Bionic
Neural Engine
A13 Bionic
Neural Engine
A15 Bionic
M15モーションコプロセッサ
Neural Engine

M1プロセッサは、MacBook AirやMacBook Pro(M1搭載モデル)、 miniに搭載されているものになる。高性能コア4個と高効率コア4個が搭載された合計8コアプロセッサで、これを搭載したMacでは動作が速く発熱が少ないと多くのユーザーが絶賛している。

iPad Airに搭載されているA14プロセッサは、昨年秋に発売した 「iPhone 12シリーズ」 に搭載されたAシリーズ最新プロセッサになる。5nmプロセスで開発され、4つの省電力コアと2つの高性能コアの合計6コアで構成されており、先代のA13プロセッサから40%処理が高速化しているのが特徴だ。さらにGPUも新設計の4コアアーキテクチャを採用したことで30%高速化されている。

M1チップとA14チップのどちらが高い性能を持っているのか、ハードウェアが大きく異なるため単純な比較は難しいものの、参考までにGeekbenchで比較してみる。すると、やはりM1チップの方が高い性能を実現できていることがわかる。

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 iPad ProiPad AiriPadiPad mini
シングルコアスコア1717158711341580
マルチコアスコア7602416623884383

シングルコアスコアが最も性能が高いのはiPad Proで、シングルコアスコア、マルチコアともに高いことになる。

次点はA14プロセッサを搭載したiPad Air。iPadとiPad miniはほとんど性能は変わらないものの、マルチコアスコアについてはiPad miniの方が性能が僅かに高い。

ただし、これはあくまで数字上の話であって体感的なところでは両モデルの処理速度は概ね同じくらいだったことから、どちらを購入するか悩んだ際にプロセッサの性能を考慮する必要はあまりないと言えるのかもしれない。

カメラ性能

「iPadで写真なんて撮らない」 という方もいるかもしれないが、AppleはiPadのカメラ性能をかなり重要視している。

主な用途としてはARへの活用。iPad Proの背面カメラには被写体を立体的に認識できるLiDARスキャナが搭載されている。他3モデルにはLiDARスキャナが搭載されていない。

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 iPad ProiPad AiriPadiPad mini
LiDARスキャナ×××

iPad AirやiPad、iPad miniについてもAR機能を利用することができるが、より上質でリアルなAR体験をしたいのなら、iPad Proが必要になるだろう。

写真や映像を撮るという一般的な ”カメラ” としての用途でもiPad Proは優れている。

まずは背面カメラについて。下位モデルとの大きな違いは、背面カメラが広角+超広角レンズのデュアルレンズ仕様になっていること。

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 iPad ProiPad AiriPadiPad mini
背面カメラデュアルレンズ
(広角+超広角)
シングルレンズ
(広角)
シングルレンズ
(広角)
シングルレンズ
(広角)

超広角レンズにより画角の広い写真が撮影できるため、風景写真や建物の中を撮影する際によりダイナミックな写真が撮れるはずだ。

内向きカメラは、iPad Air・iPad・iPad miniがいずれもFaceTime HDカメラなのに対し、iPad ProはTrueDepthカメラが搭載されている。アニ文字やミー文字が使えるのはiPad Proだけだ。

搭載レンズも異なっていて、FaceTime HDカメラが広角なのに対し、iPad ProのTrueDepthカメラは超広角仕様になっている。広い視野角で多人数でのグループ自撮り写真を撮影するのに適しているだろう。

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 iPad ProiPad AiriPadiPad mini
前面カメラTrueDepthカメラ
(超広角/12MP)
FaceTime HDカメラ
(広角/7MP)
FaceTime HDカメラ
(広角/12MP)
FaceTime HDカメラ
(広角/12MP)

また、FaceTimeでのビデオ通話が多い方にはiPad Proの 「センターフレーム」 機能がとても便利。M1チップの機械学習能力によってユーザーを認識し、ユーザーを常にフレームの中心に捉え続けてくれるため、iPad Proを机に置いた状態で動きながら通話していても、自分がフレームアウトしてしまうことがない。

センターフレーム機能は複数のユーザーがカメラに映っていても機能するようになっていて、その場合には全員が映るように自動でズームアウトする。離れた家族とオンラインで通話したいときなどに便利な機能と言えるだろう。

以上をまとめると、iPad Proは背面カメラ・前面カメラともに性能が頭一つ飛び抜けており、iPad Air・iPad・iPad miniのカメラ性能はほとんど横並びだ。

写真撮影にこだわりたい方はもちろんだが、それ以外にも優れたAR性能やFaceTimeビデオでのセンターフレーム機能などを活用したい方は、iPad Proを選ぶべきと言えるだろう。

生体認証

iPadの生体認証は、顔認証 「Face ID」 と指紋認証 「Touch ID」 の2種類が存在する。Face IDはiPad Proのみ、Touch IDはiPad Air、iPad、iPad miniで利用可能だ。

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 iPad ProiPad AiriPadiPad mini
生体認証Face IDTouch ID
(電源ボタン)
Touch ID
(ホームボタン)
Touch ID
(電源ボタン)

Face IDは顔を見せるだけで画面のロックが解除されるためとても便利。しかもMagic Keyboard利用時はどこかキーを押すだけですぐに顔認証が開始されるので、親和性がとても高く、現時点では最もスマートなロック解除方法と言えるだろう。

ただし昨今は新型コロナウイルスの影響で外出時はマスク着用が求められる。マスクを装着した状態ではFace IDはほとんど機能しないため、Touch IDが再び脚光を浴びている。

もし、外出先でiPadを使用することが前提なら、Touch IDを搭載したiPad Air、iPad、iPad miniを購入するのもアリだろう。

ちなみにiPad Airは、11インチiPad Proとほとんどおなじデザインを採用していながら、生体認証はFace IDではなくTouch IDが搭載されている。

搭載箇所は電源ボタン。このボタンに指を載せることで、端末のロック解除が可能だ。認証速度はFace IDに負けないくらいとてもスムーズ。


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スピーカー数

メディア再生機として使用される機会の多いiPadは、スピーカーの数と品質はとても重要だ。

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 iPad ProiPad AiriPadiPad mini
スピーカー4つ2つ
(横向き)
2つ2つ
(横向き)

iPad Proに搭載されたスピーカーの数は合計4つ。iPad Airは2つ、iPadそしてiPad miniも2つ。スピーカーの性能に長けているのはiPad Pro。

ただし、iPadは端末下部に置かれているのに対して、iPad AirとiPad miniの場合は端末上下にひとつずつスピーカーが搭載されているので、iPadを横向きにしたときにも両側から音が聞こえてくる素晴らしい仕様になっている。

音にこだわるのであれば間違いなくiPad Proを選ぶべきだが、2スピーカー搭載モデルの中で音質にもこだわりたいのなら、iPad miniまたはiPad Airを購入するべきだろう。

ちなみにiPad Proは立体音響技術であるDolby Atmosに対応するが、それ以外のiPadについては同規格に対応していない。

Apple Pencilのサポート

いまやすべてのiPadで、Apple Pencilを利用することが可能だ。Apple Pencilがあれば絵を描いたり、手書きのメモを残すことができる。仕事で利用するなら、ドキュサインなどの電子署名にも活用できるだろう。

Apple Pencilには第1世代と第2世代の2種類のモデルが存在し、iPadによって対応するモデルが異なる。具体的には 「iPad Pro」 「iPad Air」 は第2世代のApple Pencil、「iPad mini」 「iPad」 は第1世代のApple Pencilに対応する。

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 iPad ProiPad AiriPadiPad mini
対応Apple Pencil第2世代第2世代第1世代第2世代

iPadとApple Pencilを一緒に購入しようと考えている場合は、必ず対応したApple Pencilを購入する必要があることに注意が必要だ。

Apple Pencilの第1世代と第2世代は、デザインと仕様に大きな違いがある。

もっとも大きな違いはペアリング方法。第1世代のApple Pencilは、お尻のLightningコネクタをiPadに直挿しでペアリングするのに対して、第2世代のApple PencilはiPad側面に搭載された磁気コネクタにくっつけるだけでペアリングすることができる。

充電方法も、第1世代Apple PencilはiPadに直挿し、もしくはLightningケーブルに専用アダプタを噛ませて充電する必要があるが、第2世代Apple Pencilの場合はiPad側面の磁気コネクタでワイヤレス充電できる。

また表面の質感も異なり、第1世代Apple Pencilがツルツルとした質感だったのに対し、第2世代Apple Pencilはマットな質感になり、本体も一部側面が鉛筆のように角ばったことでより握りやすくなっている。

さらに第2世代Apple Pencilは、人差し指で側面をトントンとダブルタップすることで、ブラシサイズ・モードを簡単に切り替えられる 「ジェスチャー機能」 という便利機能が利用できる。

これらの違いを考慮すると、Apple Pencilを多用するユーザーには、(第2世代)が便利なはず。Apple Pencil(第2世代)が利用したいなら、「iPad Pro」 もしくは 「iPad Air」、「iPad mini」 を選ぶべきだろう。

逆にApple Pencilを利用する頻度が少ないなどで、(第2世代)ほどの機能を必要としないのならば、Apple Pencil(第1世代)とそれに対応する 「iPad」 でも問題はないはずだ。

コネクタ

iPadの外部ポートは、各モデルによって仕様が異なることに注意が必要だ。

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 iPad ProiPad AiriPadiPad mini
外部ポートThunderbolt/USB 4 (USB-C)USB-CLightningUSB-C

iPad Proに搭載されているのは、Thunderbolt/USB 4ポート。これはM1 Macに搭載されているものと同じであるため、M1 Mac用アクセサリとの相性が最も良い。それ以外にもPro Display XDRに対して6K映像が出力できるなどのメリットがある。

iPad AirとiPad miniに搭載された外部ポートは、USB-Cポート。最大5Kの映像出力が可能な仕様となっていて、HDMI経由でディスプレイと接続する場合は4K/60 Hzで映像出力が可能だ。

対するiPadは、Lightningコネクタを搭載する。

LightningはiPad本体の充電とMacもしくはWindows PCに接続してのデータ転送にしか利用できないが、Thunderbolt/USB 4ポートが搭載されたiPad ProあるいはUSB-Cポートが搭載されたiPad Air、iPad miniであれば、カメラと直接接続し写真データをコピーしてきたり、iPadの画面を外部ディスプレイにして写真を撮影できるなどの便利な使い方ができる。これらの作業をする機会があるなら、iPad ProもしくはiPad Air、iPad miniを選ぶ必要があるだろう。

また、iPad miniをのぞく現行iPadには、いずれも 「Smart Connector」 が搭載されている。

同コネクタは 「Smart Keyboard」 「Magic Keyboard」 などを利用するために必要なもの。iPad本体から電力を供給することでこれらのアクセサリを利用できるようにする。

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 iPad ProiPad AiriPadiPad mini
Smart Connector本体背面本体背面本体側面×

Smart Connectorが搭載されている位置はモデルによって異なり、iPad ProとiPad Airは背面、iPadは側面にそれぞれ搭載されている。この違いによって使用できるキーボードも異なるが、これについては次項で詳しく紹介したいと思う。

ちなみに、iPadには3.5mmヘッドホンジャックが搭載されている。最近はワイヤレスオーディオ機器が主流になってきており、徐々に廃止傾向が強まっているヘッドホンジャックだが、iPadでは依然として利用可能だ。

ただし、USB-Cポートに接続してヘッドホンジャックを増設するアクセサリもあることから、必ずしもiPad本体にヘッドホンジャックが搭載されている必要はないとも言えるだろう。


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Magic KeyboardとSmart Keyboardの対応の有無

iPad Pro、iPad Air、iPadにはSmart Connectorが搭載されており、iPad用Smart Keyboard、Magic Keyboardなどを接続して使用することができる。

Smart Connectorの搭載位置はモデルによって異なり、iPad ProとiPad Airは端末背面に、iPadは端末側面に搭載されている。

この搭載位置の違いによって、対応するアクセサリが異なる。iPadは 「Smart Keyboard」 のみに対応するのに対し、iPad ProとiPad Airは 「Smart Keyboard」 に加えてトラックパッドを搭載した 「Magic Keyboard」 にも対応する。

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 iPad ProiPad AiriPadiPad mini
Smart Connector本体背面本体背面本体側面×
対応iPadキーボード・Magic Keyboard
・Smart Keyboard Folio
・Magic Keyboard
・Smart Keyboard Folio
・Smart Keyboard

ただし、iPad用Smart Keyboardと、iPad Pro・iPad Air用Smart Keyboardは、性能こそ変わらないものの、Smart Connectorの位置の関係で別のモデルとして販売されている。iPad Pro・iPad Air用のものは 「Smart Keyboard Folio」 と製品名も異なるため見分けはつきやすいものの、購入の際には間違わないように注意が必要だ。

iPad Pro → Smart Keyboard Folio
iPad Air → Smart Keyboard Folio
iPad → Smart Keyboard

対応ネットワークと5G

iPadはモデルによって通信速度に違いがある可能性がある点に注意が必要だ。

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 iPad ProiPad AiriPadiPad mini
Wi-Fi規格Wi-Fi 6 (802.11ax)Wi-Fi 6 (802.11ax)Wi-Fi 5 (802.11ac)Wi-Fi 6 (802.11ax)
5G通信××

まず対応するWi-Fi規格についてだが、iPad ProとiPad Air、iPad miniは、最新のWi-Fi規格である 「Wi-Fi 6 (802.11ax)」 に対応する。

そのほかのモデルについては、従来のWi-Fi 5のみに対応しており、通信速度はiPad ProもしくはiPad Airの方が速いことになる (Wi-Fi 6対応ルーターが必要)。

また、セルラーモデルに限定した話となるが、iPad Pro(2021)とiPad miniはついに第5世代移動通信システム5Gネットワークに対応した。5Gエリアはまだまだ限られているものの、徐々にエリアは拡大中だ。

遅延が少なく通信速度が高速な5Gに対応したiPad Proならば、普段の作業もおそらく快適になるだろう。屋外で利用する機会の多いユーザーは、iPad Pro(セルラーモデル)を購入するのが良さそうだ。

バッテリー持ち

iPadシリーズは内蔵されるバッテリーの容量が異なるものの、バッテリー持ちはどのモデルも同じ。インターネット使用時で最大10時間、ビデオ再生でも最大10時間の稼働が可能だ。

実際に10時間稼働できるかどうかはさておきだが、いずれにしてもバッテリー駆動時間については “どのモデルを買っても変わらない” ため、端末選びにはあまり関係しない項目となる。

ただし、Thunderbolt/USB 4あるいはUSB-Cコネクタを搭載したiPadは30W以上の急速充電が利用できるため、iPad ProあるいはiPad Airはバッテリーが切れてから充電が完了するまでの時間が短いという特徴があることを、ぜひ頭に入れておいて欲しい。


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カラー

各モデルのカラーラインナップは以下のとおり。

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 iPad ProiPad AiriPadiPad mini
カラー・シルバー
・スペースグレイ
・シルバー
・スペースグレイ
・ローズゴールド
・グリーン
・スカイブルー
・シルバー
・スペースグレイ
・ゴールド
・スペースグレイ
・スターライト
・ピンク
・パープル

どのモデルにもシルバー(iPad miniに関してはシルバーに近いスターライト)、スペースグレイは用意されている一方で、iPad Airにはローズゴールド、グリーン、スカイブルーが、iPadにはゴールドiPad miniにはパープルが別途用意されている。

基本的には性能や仕様から端末選びをしてもらいたいところだが、とはいえお気に入りの一台にするためにはやはりカラーは大事。お好きなカラーがあるモデルから選んでみるのも十分アリだろう。悩みどころは、iPad Airのローズゴールド、グリーン、スカイブルーが欲しいかどうか、だろうか。

価格

最後は、購入時に最も大事なポイントのひとつ、本体価格について。まずは以下の表を見ていただきたい。

iPad Proは11インチモデルが94,800円から、12.9インチモデルが129,800円から。iPad Airは69,080円から、iPadは38,280円から、iPad miniは50,380円からとなっている (いずれも税込) 。

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 12.9インチiPad Pro11インチiPad ProiPad AiriPadiPad mini
Wi-Fiモデル価格(税込)128GB:129,800円
256GB:141,800円
512GB:165,800円
1TB:213,800円
2TB:261,800円
128GB:94,800円
256GB:106,800円
512GB:130,800円
1TB:178,800円
2TB:226,800円
64GB:69,080円
256GB:87,780円
64GB:39,800円
256GB:57,800円
64GB:59,800円
256GB:77,800円
Wi-Fi+Cellularモデル価格(税込)128GB:147,800円
256GB:159,800円
512GB:183,800円
1TB:231,800円
2TB:279,800円
128GB:112,800円
256GB:124,800円
512GB:148,800円
1TB:196,800円
2TB:244,800円
64GB:85,580円
256GB:104,280円
64GB:56,800円
256GB:74,800円
64GB:77,800円
256GB:95,800円

特筆すべきは 「iPad Air」 のコスパの良さ。ベゼルレスデザインに最新のA14 Bionicチップ、(第2世代)やMagic Keyboardに対応しているなどiPad Proに近い性能であるにも関わらず、価格はiPad Proとくらべて2.4万円も安い (最小スペック同士での比較) 。

iPad miniとの価格差はおよそ1.9万円。とにかく端末サイズを小さくしたいという事情がないのであれば、基本的にはiPad Airの購入をオススメしたい。

ただしコストパフォーマンスで言うのなら、無印iPadはかなりお得に見える。わずか3.8万円でiPadを購入できると聞くととても魅力的に感じるだろう。ただし、性能的にはiPad Proはもちろん、iPad Airにも劣る部分が多いため、コストを最小限にしたい場合以外はなるべく上位モデルを買うことを筆者としてはオススメしたい。数年先まで使うことを考えるならなおのことだ。

まとめ:用途にあったiPadを選ぼう

この記事では、現行iPadのラインナップすべてを性能・仕様で比較してみた。あなたの求めるiPadは見つかっただろうか。

もし各項目を読んで答えが見つけられなかったのなら、筆者がオススメするiPadを用途別にザックリとだが提示しておきたい。

大画面が必要 or クリエイティブな作業をするなら:iPad Pro
クリエイターにとって最適解とも呼べるデバイスはiPad Pro。画面の大きさを重視する方は12.9インチモデル、コンパクトさと性能の両方を取りたいという方は11インチモデルを選ぶといいのではないだろうか。
画面の質・処理能力も業界最高レベルなため、あなたのクリエイティブな時間を間違いなく快適なものにしてくれるはずだ。ただし、12.9インチモデルのみミニLEDディスプレイに対応しており、より綺麗な画面で作業できるので、画面の質に妥協したくない場合は12.9インチモデルを選ぶと良いだろう。

性能とお得を両取りするなら:iPad Air
性能がiPad Proに迫るレベルでありながら、コストパフォーマンスに優れるiPad Air。デザインもiPad Proに近づき、Magic KeyboardやApple Pencil(第2世代)もサポートしたことで、まさにiPad Proと同じ使い方ができるように。iPad Proほど高い性能は必要ないと考えるのであれば、現時点ではiPad Airがオススメだ。
しかもiPad ProにはないTouch IDも搭載されている。コロナ禍でマスクの装着が求められる現代において、Face IDはやはり不便と感じる人もいるだろう。そんなニーズも汲み取れるiPad Airはきっと 「withコロナ」 時代の生活を豊かにしてくれるはずだ。

とにかく安いモデルが欲しい:iPad
iPadの特徴は、とにかく安いという点。64GBモデルが39,800円〜、256GBモデルが57,800円(税込)〜で購入できるのは他のiPadにはない魅力とは言える。ただし性能は他モデルにやや劣る部分が多いことを承知で購入するべし。

小さなiPadが欲しい:iPad mini
iPad miniは、言わずもがな小さな筐体が魅力の端末。手のひらでギリギリ握って持つことができるくらいの大きさでApple Pencil(第2世代)もサポートしたことでコンパクトながらもクリエイティブな時間を過ごすことができる。もしコンパクトなiPadが欲しいなら、iPad miniがオススメ。出張や帰省など荷物が多いときでも安心して持ち運べるので、新幹線や飛行機で時間潰しするには最適だろう。

以上が、iPadのザックリとした選び方だ。参考になるかどうかは分からないが、もし困ったら上記の選び方でiPadを購入してみてはどうだろうか。


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